
習志野高の主将・角田は、千葉独自の大会での有終の美を誓っている
後輩たちに継承する全力プレー&あきらめない姿勢
1試合でも多く消化し、1日でも長い夏にする。習志野高には28人(女子部員3人を含む)の3年生部員が在籍。母校を指揮する小林徹監督は独自大会の開催意義を深く理解した上で「25人、全員を出場させたい」という熱い思いがある。ベンチ入り登録は20人で、1試合ごとの登録変更が許可されている。千葉の代替大会である「2020夏季千葉県高等学校野球大会」は8月2日に開幕し、8ブロックによるトーナメントで8校が15日からの決勝トーナメントに進出する。つまり、単純計算で2回戦に進出すれば、小林監督が目指すミッションの第一条件が果たされる。
全員がグラウンドに立つには、最低でも2~3試合は勝ち上がりたい。決して「思い出づくり」ではない。この社会情勢下でも、大会を開催してくれる運営サイドへ感謝を込めてプレーする。また、小林監督は家族が支えてくれない限り、学校生活は成り立たないと考えている。今夏は無観客試合が原則であり、千葉のガイドラインでは、「3年生の保護者のみ選手1人につき2人まで可能」とある。「カッコいい姿を見せてほしい。それが何より、喜ぶことだと思います。3年生全員には、しっかり準備しておくように、と伝えてある。1試合では終われないよ、と。そういうプレッシャーもかけています」。
普段は試合の勝ち負けについて多くを語らない小林監督だが・・・
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