
Honda熊本・古寺は東邦ガスとの準々決勝で右越えのソロ[写真]。セガサミーとの準決勝でもサヨナラ弾を放っている[写真=佐藤博之]
「勝負強さ」にこだわる不動の四番
「チームメートから『お前が決めてこい』と言われたので、『自分の一発で決めてやろう』と思って打席に入りました」。21年のセガサミーとの都市対抗準決勝で、ホンダ熊本・
古寺宏輝(関東学院大)は「人生で初めて」というサヨナラ本塁打を放った。1対0で勝利目前の9回表二死からセガサミー・
中川智裕(近大)に同点ソロを浴びた。その裏、四番に座る新人は先頭打者で打席に入った。「狙い球はなく、来た球を思い切り振りました」と、迷いなくスイングした打球は、東京ドームのバックスクリーンへと一直線に吸い込まれていった。
大阪桐蔭高では高校通算20本塁打を放ち、16年春には五番・一塁手としてセンバツ出場。関東学院大でも1年春に打点賞、3年春には首位打者を獲得し、21年春にホンダ熊本へ入社した。同社で13年プレーし、長らく主砲・捕手を務め、21年からコーチに就任した浜岡直人(亜大)の後釜として起用された。「主将の川嶋克弥(明大)さんが・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン