
145キロ左腕・斎藤[左]は昨夏の甲子園全国制覇に貢献。142キロ右腕・佐山[右]は同夏の準決勝で仙台育英高に惜敗した。大学ではチームメートになる[写真=桜井ひとし]
セントポールで心身磨く好投手コンビ
東北地区の高校で育った好投手2人が立大の門をたたいた。仙台育英高(宮城)出身の左腕・
斎藤蓉と聖光学院高(福島)出身の右腕・
佐山未來だ。斎藤は昨夏、下関国際高との甲子園決勝で先発し、7回3安打1失点。東北勢初優勝に貢献した。一方、佐山は昨年、春夏連続で甲子園出場。夏は全5試合に登板し、全4勝のうち2試合で完投勝利を収め、同校最高の4強進出の立役者になった。
2人が出会ったのは、斎藤が酒田シニア、佐山が東京神宮シニアのエースだった中学3年夏だ。全国大会1回戦で投げ合った。佐山が勝ち、以来、お互い意識する存在になっていく。高校でも練習試合で対戦する機会があり、佐山は「そのたびに斎藤から刺激を受けていた」と振り返る。斎藤は中学時代から佐山を「自分とは違うタイプですが、コントロールが良く、常に考えながら投げている。頭がいい投手」と見ていたという。
公式戦で再び顔を合わせたのは昨夏。東北勢同士の対決となった甲子園での準決勝だ。斎藤の登板はなく・・・
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