岩隈氏は堀越高から近鉄に入団し、楽天を通じて通算107勝。マリナーズでは6年で63勝を挙げた。帰国後は巨人で2年プレーし、20年限りで引退。21年はマリナーズ特任コーチを歴任し、豊富なキャリアを高校野球界へと落とし込む[写真=高木遊]
2007年夏以来の甲子園出場を目指す創価高に強力な援軍が加わった。打撃練習中、投手陣に黙々とサイドノックを打つ大柄な男性は、日米通算170勝を挙げ第2回WBCでも活躍した
岩隈久志アドバイザー。真剣な表情から頻繁に柔和な笑顔を見せて選手たちに声を掛ける。その姿を見て、創価高・堀内尊法監督は「選手たちも元メジャー・リーガーからノックを受けられると喜んでいますよ」と笑う。そして「先日も自主練習の際に『見当たらないから帰ったのかな』と思ったら、ノックを打ってくれていました」と献身的な姿勢に感謝する。
きっかけは、昨年9月に就任した堀内監督との縁が大きい。同監督が創価大のコーチや監督を務めていた頃から親交があり、岩隈氏が今年に入り学生野球の指導資格を回復したことや、岩隈氏の長男である大志が今春に創価高に入学。さまざまなタイミングが重なり、5月に就任した。堀内監督によれば・・・
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