
PL学園高は1978年夏の甲子園で初優勝。バッテリーを組んだPL学園高の卒業生である木戸氏[左]と西田氏[右]がトークショーを行った[写真=喜岡桜]
試練の高校1年生
校舎内に展示された盾やトロフィーが照明の光を鈍く反射させていた。
1980年代の黄金期には「最強」と称えられるも、2016年夏を最後に休部し、翌春に高野連を脱退したPL学園高。大阪府富田林市にある中学・高校の敷地内で11月2日、同学園の女子短期大学、衛生看護専門学校、高校、中学の卒業生など約2万人で構成されている同窓組織・聖友会による5年に一度の「聖友会総会」と、学校創立70周年を祝した記念行事が開催された。かつて国民行事の紅白歌合戦に彩りを添えたバ
トン部による演技の披露や、バスケ部の現役生対OB対決などを通して卒業生と現役生とが交流した。さらに、イタリア・トリノで今年8月に開催された「IBTF世界テクニカルバトントワーリング選手権大会」のトゥーバトン部門で優勝した同校OB・田和聖也氏(立命大)による力強い演技に酔いしれた。
そんな和やかな空気が12時を過ぎたころに一変した。キッチンカーで購入した食事をつまみに校庭で青春時代を語らう人たちが、せかせかと体育館へ急ぐ。
「写真を撮ってもらわないと!」
「サインしてくれるかな?」
13時からのスペシャルトークショーのために、1978年夏に同校へ初めて甲子園の優勝旗を持ち帰ったバッテリー、
西田真二氏(元
広島)と
木戸克彦氏(元
阪神)の2人が到着したのだ。定刻を少し過ぎた14時前。吹奏楽部による応援曲「ベン・ハー」の演奏で迎え入れられた2人。冒頭、木戸氏が「卒業してからも何度か帰っていますが、いつ来ても懐かしいですね」と目を細めると・・・
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