急成長を遂げ守護神を務める右腕。あの“400勝投手”の番号で、自信満々に腕を振っている。 リポート=高田博史 
目線にも自信が表れる愛媛・菊田[写真=愛媛マンダリンパイレーツ]
30人のスカウトを前に
徳島対愛媛後期9回戦(徳島市)が行われた8月31日、バックネット裏に集まった30人ほどのスカウト、編成スタッフは、最後まで席を立たなかった。9回裏、愛媛のマウンドに
菊田翔友(享栄高)が登る。打者4人から三振1つを奪い、無失点。試合は3対3の引き分けに終わった。
「だいぶ緊張してたっスねえ……」
特別なマウンドでのパフォーマンスに、決して満足はしていない。
後期途中からクローザーを務めている。いつ投げるか分からないセットアッパーよりも、9回のマウンドに登るとはっきり分かっているクローザーのほうが投げやすい。
5回に入ると、お気に入りのエナジードリンクを口にする。6回に入る前のグラウンド整備中に、短いダッシュを4本。そこから徐々に体を動かし始め・・・
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