一度目と酷似する順位の推移をたどる、二度目の指揮で山場の3年目だ。選手の良さを見出し頂点へ。 リポート=高田博史 
選手を見出すためには選手を見ることが欠かせない。
万全の体制で臨む3年目
石鎚山からの強い風が、グラウンドに吹き下ろす。取材前日の2月15日に、松山で春一番が吹いた。昨日は20度を超えた最高気温が、今日は一気に12度台まで下がっている。
「寒いなあ。すごい風やもんなあ」
厚手のグラウンドコートに身を包み、愛媛・
弓岡敬二郎監督(元阪急・
オリックス)がノックバットを握っている。
再登板となった2022年の監督就任から、早3シーズン目となる。
伊藤隼太野手コーチ(元
阪神)、
平井諒投手コーチ(元
ヤクルト)とのタッグも3年目となった。今季は新たに泉田竜洋トレーナー、内野幹太ストレングスコーチ、濱田直洋トレーナー(0style)をストレングス&コンディショニングアドバイザーとして迎え、万全の体制でシーズンに臨む。
2月29日から始まる恒例の今治強化合宿を前に、2月は1年間、戦える体力をつけることに重点を置いてきた。弓岡監督が、この1カ月間を振り返る。
「走って、バット振って。ピッチャーも足腰鍛えて。そっから技術へ。来週ぐらいから・・・
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