野球から離れようとしていた右腕。ドラフトで輝く徳島に魅せられ、自身も四国の地で指名獲得を目指す。 リポート=高田博史 自慢の直球で奪三振を量産する徳島・中込[写真=佐藤友美]
紙に書いた目標
1月に行われた新入団選手発表記者会見で、徳島・中込陽翔(山梨学院大)が色紙にしたためた目標は『ドラフト上位指名』である。
「あきらめずに1年必死でプレーして、ドラフト上位指名されるような選手になれるように、頑張ろうと思います」
ときおり、腕が上下する変則スリークオーター。テークバックの小さなショートアームから、MAX148キロのストレートを投げ込む。首位を独走中の徳島で、セットアッパーとして必要不可欠な存在になりつつある。
5月に入ってから、立て続けに2勝を挙げた。3勝はリーグトップタイの位置にいる。驚くべきは奪三振能力の高さと与四球の少なさだ。奪三振率14.02、与四球率0.52と、規定投球回数に達した16人の中で、いずれもトップの成績を誇る(5月15日終了時)。
周りを見れば・・・
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