先々週よりお伝えしている森繁和氏の短期集中連載・ドミニカ共和国紀行も最終回。 そこで今回はドミニカ共和国からアメリカ・メジャーへと渡るための最終関門であるウインター・リーグについて触れたい。 バックネット裏にはメジャー30球団のスカウトが並ぶ中、若手だけではなく、メジャーで実績のあるベテランたちも、原点と言える地で白球を追っていた。 衝撃的だった。私が今回、ドミニカ共和国に到着して最初に見た試合。「アギラス」というチームに所属しているメジャーの大砲が、何と初打席の初球を本塁打にしたのだ。かつてレッドソックスで松坂らとプレーし、メジャー通算555本塁打を誇るマニー・
ラミレス外野手。地元の英雄の一発に、満員のスタンドのファンはお祭り騒ぎだった。
ラミレスは今回、実に17年ぶりに母国のウインター・リーグに参加したという。自身の薬物問題などもあって、アスレチックスとマイナー契約を結んだ12年は出場機会なし。レイズに在籍していた11年も5試合の出場に終わっている。年齢も40歳と大ベテランだが、それでも「アピール」のために母国に帰ってきた。私も本人と話す機会があったが・・・
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