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03年、ダイエーの新人・和田[左]、新垣はそれぞれ14勝、8勝をマークした[写真=BBM]
ペナントレースが開幕して1カ月半が経過した。連日熱戦が続いているが、やはりその中でも目立つのは新人選手のプレーだ。新人の台頭はチームを一気に押し上げる力を持っている。自分自身の経験で言えば、例えば2003年。
西武監督2年目の苦い記憶だ。前年、新人監督としては最多の90勝を挙げてリーグを制覇。当然、翌年も連覇する自信はあった。そこに立ちはだかったのがダイエー(現
ソフトバンク)だ。
この年、自由獲得枠で早大から
和田毅、九州共立大から
新垣渚を獲得したダイエー。大学球界トップレベルの投手だったが、1年目から真価を発揮した。和田は14勝を挙げて新人王を獲得、新垣も8勝をマーク。さらにケガによってなかなか才能が開花しなかった
斉藤和巳が20勝を挙げた。前年、勝ち頭だった
若田部健一が横浜へFA移籍していたが、その穴を一気に埋めて投手王国へと変貌。ダイエーに優勝を阻まれ、西武は5.5ゲーム差の2位に終わってしまった。
チームの雰囲気を変えると言えば、今季は
巨人の・・・
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