プロ野球12球団の選手や監督・コーチに、毎週決まったお題について自由に語ってもらうコーナー。今週のお題は「新入部員のころ」です。 西武・松本直晃投手

昨季は一軍で24試合に投げたが、今季はそれ以上の登板を狙う松本直晃
大卒後に就職した「医療法人養和会」で軟式野球部を起ち上げました。ヘルメット、ユニフォーム、キャッチャー用具、バットもない、グラウンドもない、マウンドもない、ベースもない、本当に何もないところからスタート。
初代キャプテンとして僕が中心となりマウンドを作って、ベースを埋め込む穴を掘って、荒れ放題の外野の芝を芝刈り機で刈って、ボコボコの内野を機械で全部掘り起こして整備して、そこから必要な用具をそろえて……とすべて一から作りました。
さらに、監督が練習メニューも、試合のオーダーも、最終的には僕に任せてくれていたので、まさに“自分のチーム”。しかも、出来たばかりだから、相手チームもナメてくるので、僕は打率が6割5分ぐらいあって(笑)。とにかくめちゃくちゃ楽しかったですね。
写真=BBM