内野手として入団し、3年目の2020年から外野手登録に。コツコツと技術を磨き、いつしか外野守備のとりことなった。そして、芽生えたゴールデン・グラブ賞への憧れ。その夢を昨季、見事にかなえた。しかし、外野守備を極める旅はまだまだ続いていく。 取材・構成=小林光男 写真=兼村竜介 簡単な打球でも大事に
金色に輝くグラブを携えながら「めちゃくちゃ獲りたいタイトルだったので、獲得できて本当にうれしいです」と顔をほころばせた。8年目の昨季、センターでキャリアハイの124試合に出場。ファームで鍛錬を積んでいたときに佐藤友亮コーチ(現日本ハム打撃コーディネーター)から授かった「ピッチャーが安心できる守備」の言葉を忘れることなく、念願のゴールデン・グラブ賞を手に入れた。広い守備範囲を誇るダイナミックかつ堅実な守備。背番号51が日本球界の外野手の顔となる。 ──昨季、外野守備で目指していた目標はありましたか。
西川 毎年、考えることはあまり変わりません。とにかく一歩目のスタートをしっかり切ることを怠らず、簡単な打球でも大事に捕るということを意識しています。ただ、少し隙が見えた面もあったかもしれません。
──今振り返ると、どういったときに隙が生まれたのでしょうか。
西川 やっぱり簡単な打球ほどおろそかになってしまうので。もう少しそこを、なんて言うんですかね、大事にと言うか。当たり前の打球でも大事に捕れる余裕が欲しい。今年はどんなときでも隙をなくしていきたいと思っています。
──長いシーズンでコンディションやメンタルの浮き沈みもあるでしょうが、そういったことも隙の原因に?
西川 そうですね。やっぱり、バッティングを引きずってしまうことがあったと思います。
──思うような打撃ができないときでも、守備に集中しなければいけない。
西川 なるべく、意識してそうしようとしていたんですけど、どうしても何試合か打てなくなると……。ちょっとバッティングのことが頭をよぎって、そういうときに打球がポンと飛んでくる。もちろん、ほとんどなくなってきているんですけど、あともう少しそこを突き詰めていければなと思います。
──外野はライト、センター、レフトと3つのポジションがありますが、その中でもやはりセンターにこだわりを持っていますか。
西川 そうですね、うん。結構こだわりはあると思います。
──なぜ、こだわりが?
西川 まず・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン