この夏、激戦区・大阪を4年ぶりに制した。決勝では大阪桐蔭高・前田悠伍(ソフトバンク1位)に投げ勝ち、シャットアウトした。力のある真っすぐで、高卒1年目から一軍で勝負していく構えだ。 取材・文=小中翔太 
10月26日のドラフト当日、中日からの指名に笑顔を見せる。本当の勝負はこれからだ[写真=小中翔太]
ドララフト指名を受ける高校生投手は、下級生時代からエースとして活躍していたケースが多い。最速151キロ左腕・
福田幸之介の歩んだ道のりは、少し違う。背番号1を着けたのは3年春だけ。1年秋からベンチ入りしていたが、同級生には夏の時点で背番号を着けていた投手が3人いた。チーム内で常にトップに位置していたわけではないが、高いレベルの競争の中で腕を磨き、プロ入りまで上り詰めた。特に最上級生となって以降、この1年で大きく力を伸ばした。
2年秋の時点での球速は143キロ。高校生としては、速球派から一冬で誰もが一目で分かる剛腕へと姿を変えた。
「トレーニングは誰よりも頑張ると決めていたので、冬の練習はしんどいですけど、踏ん張ろうという気持ちでやっていました。冬のブルペン投球から『これちゃうな』と感じていたので、思ったとおりに球速が上がっていって、理想的な形でできたかなと思っています」
春には140キロ台中盤や終盤を計測するようになり、5月の紅白戦で150キロをマークした。初めて背番号1を着け、先発マウンドを任された高知高とのセンバツ初戦(2回戦)では、7回まで無安打投球も、2回に暴投で先制点を許した。8回途中で降板し、チームは逆転負け(2対3)を喫し、福田は敗戦投手となった。エース番号を着けた春の府大会は大商大高との4回戦敗退で、夏はノーシード。悔しさをバネに春から夏にかけては瞬発系のトレーニングに力を入れてワンランクレベルアップ。
マスクをかぶった同級生の坂根葉矢斗は・・・
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