広陵高時代は甲子園で豪快な本塁打を放ち、早大でもそのバットで魅了し続けた。社会人入社後も技術を高め、2年目の今年はドラフト解禁。左のスラッガーを補強したい球団には、うってつけの存在だ。 取材・文=大平明、写真=佐藤博之 
入社2年目の今季はインサイドアウトのスイングを心掛け、内角のボールを逆方向のレフトスタンドへ運ぶ技術も身につけた
シーズン到来時につかんだインサイドアウトのスイング
187センチ103キロの恵まれた体格から広陵高時代は通算46本塁打を記録したパワーを誇る一方、早大では首位打者を獲得するなど、柔らかさも併せ持つ
丸子達也。現在は社会人の強豪・JR東日本ではクリーンアップを任されている。
「昨年までは、相手投手が力を入れて投げてくるチャンスの場面などで凡退することが多かったのですが、今季は『この球は打てる。この球は打てない』という区別をしっかりとやって、センターを中心にインコースはライトへ、アウトコースはレフトへ。コースに逆らわずに打つことを意識することで、打席での対応力がついたと思います」
こうした意識改革と同時に、技術面でも新たな試みを行っている。
「コーチのアドバイスでインサイドアウトの打ち方に・・・
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