最終学年、チームのために腕を振り抜くつもりだったが、まさかのアクシデントに見舞われた。開幕直前に右ヒジを故障。戦線離脱し、リーグ戦後半の復帰を目指している。シーズン序盤につまずく形も、いまできることを“全力投球”している。 取材・文=沢井史 
素材の良さは誰もが認めるところ。万全のコンディションに戻れば、ドラフト上位候補の評価は揺るがない/写真=松村真行
確かにあの“大投手”と姿がだぶる。関大のエースとして1972年に春秋と大学選手権、神宮大会を制した名投手・
山口高志氏だ。松下電器(現パナソニック)を経て阪急のドラフト1位指名を受け、8年間で通算50勝44セーブ。78年には最優秀救援投手に輝いた。169センチと小柄ながら、真っ向勝負する気迫の投球が、172センチの
山本隆広との共通点と感じたのだ。
大学の大先輩・山口氏がコーチとして母校に戻ったのが2016年。山本が2年生のときだ。桜宮高(大阪)時代、145キロの速球を武器としていたが「力感に頼りがちで、それ以外のものは備わっていなかった」と振り返る。山口氏はプロのコーチとしても実績十分。卓越した指導に触れ、潜在能力が徐々に形となって表れた。
高校時代に・・・
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