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猪原隆雅(ミキハウス・外野手)フルスイングで圧倒するクラッチヒッター「どんな試合展開になっても、自分のプレーを続ける」

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第19回アジア競技大会が10月1日から7日まで、中国・杭州で開催される。3大会ぶり2度目に世界一に貢献した昨年のU-23W杯(台湾)に続く代表入り。右の強打者は、アジア王者を狙う。
取材・文=大平明

都市対抗には1年目、2年目といずれも出場。東京ドームでも存在感を示してきた[写真=川口洋邦]


 昨年10月のU-23ワールドカップ(台湾)で、侍ジャパンU-23代表は3大会ぶり2度目の優勝。ミキハウスのルーキー・猪原隆雅は四番も経験し、世界一に貢献した。セールスポイントの勝負強い打撃はピカイチで「緊迫した場面でもプレッシャーを感じることはあまりありません。都市対抗のような大観衆の前でも『このチャンスで打席が回ってくるのは自分だけ。打てばヒーローだ』と、自然とそう思って楽しめるんです。ポジティブにとらえられるところは、自分でも良いところだと感じています」とアスリートにはうってつけのメンタルを持っている。

 大阪府立校の雄・大冠高では捕手としてプレーし、3年夏は主将を務めて大阪大会で準優勝。徳山壮磨(DeNA)を擁し、同年春のセンバツで優勝していた大阪桐蔭高に8対10で惜敗したものの、四番・猪原は4安打4打点を記録し、王者にあと一歩のところまで詰め寄った。

 日体大では一塁手、外野手へとポジションを変えた。「元々、キャッチャーだったので、ある程度は『ここへ打たせたいんだろうな』という配球が読める」と、打撃や守備でのポジショニングに、捕手経験を生かしている。3年秋は自身として初のリーグ優勝を遂げたが、コロナ禍での縮小開催で、明治神宮大会も中止となり・・・

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