50メートル走5秒9。スピードとパワーを兼ね備えた理想のトップバッターである。社会人ルーキーでは全国舞台でアピールを見せ、入社2年目に勝負をかけていく。 取材・文=小中翔太 写真=松村真行 
昨年11月、NTT西日本との社会人日本選手権の準決勝で先制2ラン。特別な背番号8も、首脳陣の期待の表れである
野球ができる喜び
柔和なスマイルにだまされてはいけない。50メートル走5秒9の脚力とスタンドまで運ぶパンチ力。その両方を兼ね備える
中津大和は入社1年目から日本生命の不動の一番・センターに定着し積極的なプレースタイルで打線を引っ張っている。
東邦ガスとの日本選手権準々決勝は、右へ左へ安打を量産。学生時代含め自己最多となる4安打をマークした。NTT西日本との準決勝では右翼席に先制2ラン。「1打席目に刺され気味だったので、ちょっと前にと心掛け、感触は良かったです」と手応え十分の一発を含め、大会通算打率は4割超え。敢闘賞に選ばれる活躍でチームの準優勝に貢献した。
子どものころから俊足自慢だった。リレーでは常にアンカー、沖縄で過ごした小学生時代もセーフティーバントを得意としていた。当時は空手と水泳も習っていたが一番、夢中になったのが野球だった。
中学生のときに石川県へ引っ越すと、2歳上の兄の影響もあって高校は小松大谷高に進学した。「人間性にこだわる指導者だったので、そこで自分の大事な核というかそういうものに気づけたなと思います。高3のときにコロナで(甲子園が)なくなって、自分も主将をやっていて、野球ができるのが当たり前じゃないと思いまして・・・
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