大学4年間、厳しい環境に身を置いてきた。自ら選んだ選択であり、常に前向きに取り組んできた。侍ジャパン大学代表のショートは、やり残したことがない状態で、10月22日のドラフトを迎える 取材・文=小川誠志 
亜大の主将として大所帯を束ねてきたリーダーシップにも定評がある[写真=小川誠志]
頭一つ抜けた存在
亜大は
井端弘和(元
中日ほか、侍ジャパン前監督)、
木浪聖也(
阪神)、
矢野雅哉(
広島)、
田中幹也(中日)ら、二遊間に数多くの好選手を輩出してきた。今年、亜大の遊撃を守る
山里宝も高い守備力でNPBスカウトの視線を集める。軽快なステップワーク、柔らかいハンドリング、そして三遊間の深い位置からの一塁送球で見せる強肩。大学4年生の遊撃手の中では、頭一つ抜けた存在と言っていいだろう。身長174cm、体重78kgと野球選手の中では小柄な部類に入るが、リーグ戦通算8本塁打とパンチ力も併せ持つ。
今夏は侍ジャパン大学代表に選ばれ、7月の第1回ワールドカレッジベースボールチャンピオンシップ(WCBC)に出場。六番・遊撃で全4試合に先発出場し安定した守備を披露。打っては計14打数4安打(うち二塁打2)7打点。全4試合で打点を挙げるなど、攻守にわたる活躍で優勝に大きく貢献した。
野球選手としての自身の一番のアピールポイントを聞くと、山里は「野球脳」「野球IQ」と答えた。
「野球は確率のスポーツだと思っているんです。リスクを取るんだったら、その分、利益を得られないといけない。そこは勝負時なのか、それとも勝負をかけるべきではないのか。自分の中で確率を出して、試合の流れであったり、相手の力量であったり、そういうところをすべて計算してプレーを選択してきました」
一球一球、一瞬一瞬、動いていくゲームの流れの中で・・・
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