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岡田彰布コラム

岡田彰布コラム「制球力、駆け引きでは日本人が断然メジャーを上回っている ダルビッシュがその礎になった まさに『柔』は『剛』を制すよ」

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ダルビッシュは、多彩な変化球を操る投手に変貌し、コントロール勝負で長い間、メジャーで生きてきた。昨年の地区シリーズでも、正確無比な投球で大谷[写真]を手玉に取った[写真=Getty Images]


23年の交流戦で確信した四球の価値と値打ち


 まず最初に。先日、デイリースポーツが大きく扱ったオレの入院から退院についての記事。ホンマ、心配をかけたと思うが、4月22日にようやく自宅に戻った。入院中は外部との連絡も極力避けて、ホンマ、療養、治療、そしてリハビリに励む日々を送った。

 その間、いろいろな話が出ていることを知った。雑誌では「重病説」。ネットでは「本当に大丈夫か」と心配してくれる声が多く流れていた。正直、まだ完全に戻った……というわけではないが、徐々にでも体調を戻して、球団の仕事、また解説の仕事を始めていければと思っている。

 とにかく多くの人に心配をかけました。申し訳ないという気持ちと、ありがとうの思い。これからの春、初夏に向けて、前進していきますので。

 入院中もこの週刊ベースボールの「そらそうよ」だけは休むことなく続けてきた。これも気持ちの張りというのか、あらためて野球を深く考えることになったという次第。ということで今週号はダルビッシュ特集ということらしいので、今週は彼を含めた日本人メジャーで話を進めていくよ。

 これにまつわる話として、忘れられないゲームがある。それは・・・

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岡田彰布のそらそうよ

岡田彰布のそらそうよ

選手・監督してプロ野球で大きな輝きを放った岡田彰布の連載コラム。岡田節がプロ野球界に炸裂。

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