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ファームから熱き魂で挑む! 未来を拓くキラ星たち

楽天・日當直喜 大志を抱いて今を生きる「どんなに二軍で抑えていても一軍に行ってからが勝負なので」

 

東海大菅生高では3年春にセンバツ8強。聖地・甲子園で完封勝利も記録した。恵まれた体格の持ち主。プロ野球で働いてきた先輩たちにも見劣りはしない。なりたい自分が明確にある。だから迷うことなく踏みだすことができている。フレッシュでありながら、貫録もある高卒1年目。期待のルーキーだ。
取材・構成=阿部ちはる 写真=菅原淳

日當直喜[投手/1年目/19歳]


 高校から硬式球を扱いフォークが落ち始めたことをきっかけに佐々木主浩(元マリナーズほか)にあこがれた。日當直喜が目指すのは守護神。今は一軍昇格を見据えて試合や練習に励んでいる。恵まれた体格と強気の投球で高卒ルーキーながら27試合に登板(8月29日時点、以下同)。『みちのくの大魔神』へ、着実に歩みを進めている。

──プロ野球での生活が始まりました。野球漬けの日々はいかがですか。

日當 プロ1年生ですから初めて経験することばかり。二軍での厳しさも感じていますし、一つひとつ失敗をしながら勉強や練習を繰り返す日々を過ごしているところです。ただ、高校のときよりもいい環境で野球ができているので、もっともっと詰めていけたらいいかなと思います。

──27試合に登板し防御率1.61。23奪三振など手応えも感じているのではないでしょうか。

日當 試合に投げさせてもらっている中で抑えられていることは自信になります。ただ、防御率は1点台ですが、数字だけではないバント処理などのフィールディングの部分や野手への声掛けだったりがやっぱりまだまだ一軍レベルではないなと感じているので、シーズン終盤には絶対に一軍に行けるようさらに頑張るところかなと思います。

──野球の細かい部分に課題を感じているのですね。

日當 もちろん投げる部分にも課題はあります。ですが集中力が欠けてしまうことがあるので集中して取り組んでいきたいと思います。

──具体的にどのあたりで集中力が欠けてしまうと感じているのでしょうか。

日當 練習もそうですし、試合の中でも切り替えなければいけない部分はあるので、1球1球に集中するというか、一球入魂というような気持ちでやっています。

──気持ちの入った投球は日當投手の持ち味でもあります。

日當 僕にはまだまだ技術がないので、相手に向かっていく気持ちが大事だと思っています。ピッチングコーチには・・・

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