1990年にも35本塁打&51盗塁を記録した西武時代の秋山幸二。もし当時メジャーと同じ試合数であったら、40-40は超えていた可能性は高い[写真=BBM]
このコラムを読んでいただいているときには「50-50」を達成しているかもしれませんね。それくらいドジャース・
大谷翔平のバットは湿っていません。(※現地時間9月19日に「50-50」を達成)これだけの記録をつくってしまうと、どこかで力が入り、スイングが崩れてしまうものですが、平常と何も変わらない。ここが本当にすごいところです。
多分、自分を俯瞰(ふかん)して見られているのだろうな、と思います。周囲が騒いでいることも知っているはずですし、大谷が打席に立つ、もしくは塁に出てリードをするだけで球場の雰囲気もすごいことになります。それでもいつものように淡々とプレーする姿は圧巻です。多分、さまざまなプレッシャーの中で戦ってきているので、そのような慣れもあるのかもしれません。
120年以上もの歴史を誇るMLBにおいて、強靭な選手たちが各国から集ってきたすごい舞台で、誰もが成しえなかったことを、あっさりとやってのけようとしています。129試合目での「40本塁打&40盗塁」達成という早い段階での達成があったからこその偉業ということになります。
日本では40-40もいませんが、そこに近い数字を残したのが西武の秋山幸二さんでした。先輩ですが「幸ちゃん」と呼ばせてもらっていましたが、その幸ちゃんが・・・
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