
快足を飛ばして一気にホームを突いた井出
プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は2002年8月23日だ。
日本ハムの
井出竜也が珍しいホームランを打った。この日、大阪ドームで行われた近鉄戦は5回まで両チーム無得点の静かな展開。均衡を破ったのは日本ハムで6回表一死後、
オバンドーが左前打を放った。
続く
田中幸雄は左飛に倒れたが、ここで代打・井出が好投のパウエルから右前打。これを右翼・
鷹野史寿が後ろへそらしてしまったので、快足の井出は二塁、三塁を回って一気にホームを陥れてしまった。
11年ぶりと、まことに珍しい代打ランニング本塁打。「こんな経験は初めて」と井出。しかし、試合は2対3で日本ハムは負けてしまった。
写真=BBM