育成選手をBCLへ派遣

イースタンで勝率第一位のタイトルを獲得した阪口は一軍でも好投。来季は初勝利、一軍定着を狙う
DeNA二軍
イースタン・リーグ2位
79試合42勝32敗2分、勝率.568
終盤まで首位・
楽天を追いかけ、38年ぶりとなるイースタン・リーグ優勝を期待させるも2ゲーム差の2位でシーズンを終えた。それでも、
三浦大輔二軍監督が率いるファームはコロナ禍の中、実り多きシーズンを過ごした。
投手では、通算172勝の三浦監督の薫陶を受けた高卒右腕が成長を遂げた。育成契約ながら
宮城滝太はイースタンの最多勝タイトル(5勝)を獲得。主に先発で12試合に登板し、7月末から5連勝。来季の支配下登録へ最高のアピールにつなげている。3年目の
阪口皓亮も勝率第一位(4勝1敗、防御率2.07)のタイトルに輝いた。阪口は一軍でも初勝利まであと一歩の好投を演じており(11月1日の
阪神戦で5回1失点)、来季は一軍定着を実現させたい。
野手では一軍経験のある
細川成也が最多本塁打(13本塁打)、最多打点(53打点)、最高出塁率(.448)のイースタン打撃部門3冠で無双状態。チーム事情もあり一軍昇格は8月末と遅れたが、11月1日の阪神戦(横浜)では今季1号をかっ飛ばした。ドラ1ルーキーの
森敬斗はファームで遊撃のポジションで58試合に出場し、経験を積んだ。10月に一軍初昇格すると、10月28日の
巨人戦(横浜)、プロ初打席で初安打をマークしてみせた。
今季からは育成選手をBCL/神奈川に派遣するなど幅広く実戦経験を積ませた。球団の将来を担う若手の育成に余念がない。
写真=BBM