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【大学野球】今秋からベンチ入りする立大・戸村健次コーチ「強い気持ちを持って熱い戦いを繰り広げる」

 

今年1月にコーチ就任


今秋からベンチ入りする立大・戸村コーチはNPB通算17勝。プロ10年の経験を惜しみなく、学生に落とし込む[写真=BBM]


 東京六大学秋季リーグ戦の開幕を2日後に控えた9月12日、東京都内で懇親会が開かれた。選手は各6校から主将と、東京運動記者クラブ・アマチュア野球分科会が依頼した指名選手6人が出席。連盟関係者も顔をそろえ、この秋、新たに就任した役員が紹介された。

 立大のコーチに就任したのは、戸村健次氏である。立教新座高から入学した立大では、東京六大学リーグ通算10勝(14敗)。2010年ドラフト1位で楽天に入団し、19年までプレーして通算107試合登板で17勝(25敗)を挙げた。現役引退後は同球団の打撃投手、スコアラー、アカデミーコーチを歴任し22年限りで退団。23年から(株)ネクストベースに勤務し、今年1月に立大のコーチに就任。今秋からは、背番号50でベンチ入りする。

 今春より母校・立大を指揮する木村泰雄監督は「これまでの経験を生かした指導に期待しています」と語った。戸村氏は懇親会の壇上であいさつと、抱負を述べている。

「15年ぶりに立教大学のタテジマのユニフォームに身を包んで、神宮球場に足を踏み入れることにうれしさと、責任の大きさを感じています。新チームからコーチとして見てきていますが、今の4年生は船出としては厳しいスタートになりました。いろいろな方からお声をいただく中で、一番近くで彼らの歩み、一歩前に進む姿を見てきましたが、本当に選手としても人間としても、成長してくれたこの1年間だったと思います。コーチとしても(学生たちには)報われてほしい、という思いです。選手たちと一緒に諸先輩方の胸をお借りして、強い気持ちを持って熱い戦いを繰り広げられたらと思います」

 今春の立大は勝ち点1の春5位。2017年春を最後に遠ざかるリーグ優勝へ、戸村コーチは学生のため、母校へ尽力する。

文=岡本朋祐
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