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【大学野球】あえて厳しい叱咤激励…早大OB・岡田彰布氏が持つ母校への強い愛情

 

40年以上続いている同窓会


早大OBの岡田氏はレジェンドインタビューで、大学4年間の思い出を語った[写真=田中慎一郎]


 東京六大学野球連盟の結成100周年記念祝賀会が12月7日、東京都内のホテルで行われた。加盟6校の卒業生のほか、球界関係者など約1300人が出席した。

 開会挨拶、来賓祝辞、来賓者、各大学代表者の紹介後、壇上では各校から1人が登壇した「レジェンドインタビュー」が展開された。テーマは「現役時代の思い出」と「六大学のこれからの100年について」。早大OB・岡田彰布氏(阪神前監督)がマークした打率.379と81打点は今もなお、連盟記録として残る偉大な数字である。

 この日は、稲門倶楽部(早稲田大学野球部OB・OG会)のバッジに加え、早大のスクールカラーであるエンジのネクタイを着用していた。「してこい、と言われたから」と照れ隠ししたが、母校愛がものすごく強い。また、安部球場で汗を流してきた仲間との絆も、人生の宝である。岡田氏の同級生メンバーで構成される「早稲田大学野球部同期55会」(1980年、昭和55年3月卒業)は、40年以上続いている同窓会だ。

「卒業してからずっと、プロ入りしてからも継続して開催している。明日も皆でゴルフをする。(同期の中で)1人、2人の欠席しかない。(68歳と)年齢も重ねてきたので、年に1回、この日を楽しみにしているんです」

 思い出話とともに、今後への期待感を語った。

「早稲田に入学から2年間は、法政が4連覇(1976年春〜77年秋)。江川卓さんがいた時代です。卒業以降の4シーズンは早稲田と明治が2回ずつ優勝した。3年秋の早慶戦は双方で優勝がかかっており、(早慶戦の)1週間前から神宮に徹夜組が出たそうなんです。今ではあり得ない状況でしたが、プロ野球よりも長い歴史のある六大学野球。もう一度、あの盛り上がりを、六大学に求めたい。また、当時はドラフト会議でも毎年10人ぐらいは六大学から指名されていました。もっと、六大学からたくさんの選手が入ってほしい」

 なぜ、あえて、叱咤激励をするのか。愛情の裏返し、だからである。岡田氏は今後も、大学4年8シーズンで育ててもらった東京六大学を、温かい目で見守っていく。

取材・文=岡本朋祐
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