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【大学野球】「常に母校の代表であるという責任がある」 新たな世代をけん引する明大OB・宗山塁氏

 

「これからの100年のために」


楽天・宗山は華やかなスタンド花の前で、報道陣の取材に対応した[写真=BBM]


 次なる100年へ――。新たな世代をけん引する若きリーダーであることが証明された。

 東京六大学野球連盟の結成100周年記念祝賀会が12月7日、東京都内のホテルで行われた。加盟6校の卒業生のほか、球界関係者など約1300人が出席した。

 開会挨拶、来賓祝辞、来賓者、各大学代表者の紹介後、壇上では「レジェンドインタビュー」が展開された。テーマは「現役時代の思い出」と「六大学のこれからの100年について」。登壇したのは年齢順に、法大・山中正竹氏(78歳)、慶大・山下大輔氏(73歳)、早大・岡田彰布氏(68歳)、東大・大越健介氏(64歳)、立大・広池浩司氏(52歳)、明大・宗山塁氏(22歳)だった。

 40代、30代を差し置いて、最年少の宗山氏は今年3月に大学を卒業したばかりである。明大では1年春の途中から遊撃のレギュラーで、歴代7位の118安打を放ち、ベストナイン4度受賞と令和の一時代を築いた。

 2024年10月のドラフト会議で5球団競合の末、楽天1位で入団した。1年目は122試合に出場し打率.260、3本塁打、27打点でベストナインを受賞。新人選手の受賞は1999年の西武松坂大輔巨人上原浩治以来で、パ・リーグ遊撃手部門をルーキーが受賞したのは1981年の西武・石毛宏典(西武)以来44年ぶりの快挙だった。

 レジェンドインタビュー後、宗山は報道陣の取材に応じた。開口一番は「自分があの場にいるのは、おこがましいな、と」。しかし、関係者の後押しで腹が決まったという。

「これからの100年のためには必要(という説明を受けて)立たせていただきました」

 22歳とは思えない、落ち着きぶりである。在学当時、どういった思いを抱きながら、神宮球場でプレーしていたのか。この言葉を聞けば、未来の野球界を背負う存在として抜てきしたくなる気持ちも、十分に理解できた。

「常に母校の代表であるという責任がある。何をするにしても『明治』という看板がついてくる。良い手本として、学生に示していかないといけない。忘れてはいけないのは、自分一人でやっているということではないことです。(明治からは)毎年、プロに行く選手がいましたので、高い意識で取り組む姿を1年中、身近で見ることができました。それが、伝統としてつながっているのだと思います」

 今秋のドラフトでは小島大河(西武1位)、大川慈英(日本ハム1位)、毛利海大(ロッテ2位)が指名された。明大からのドラフト指名は歴代最長を更新する16年連続である。

「(後輩3人が)パ・リーグに来てくれるのはうれしいですし、対戦が楽しみです。明治の代表として、盛り上げていきたいです」

 先輩としての貫録を示した宗山。常に言葉に責任を持つ有言実行タイプであり、今後も六大学のレジェンドとして輝きを放っていく。

取材・文=岡本朋祐
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