史上6人目への期待

立大の1年生・越後[左]と本間[右]はともに今秋、15安打を放っており、上位打線をけん引している[写真=矢野寿明]
東京六大学リーグ戦は第8週2日目(11月1日現在)を終え、立
大勢が打撃成績で上位3位を独占している。トップに立つのは打率.484の
越後駿祐内野手(1年・関東第一高)、2位は主将・落合智哉捕手(4年・東邦高)で打率.424、3位につけているのは打率.417の
本間律輝外野手(1年・日大三高)だ。第8週は立大と明大のカードが組まれ1勝1敗。2日に3回戦が予定されていたが、雨天中止により、3日に仕切り直しとなっている。
本間と越後は共通点が多い。本間は日大三高の主将、越後は関東第一高の主将を務めた。昨夏は西東京(日大三高は2年ぶり20回目)、東東京(関東第一高は2年連続10回目)の代表校として甲子園に出場した。大阪入りする前の7月31日には都庁で小池百合子知事を表敬訪問。3人は記念撮影に応じた。甲子園では準々決勝で15年ぶりの東京対決が実現。5対3で日大三高が勝利し、両校主将は健闘を称え合った。日大三高は準決勝を勝ち上がるが、沖縄尚学高との決勝では、惜しくも2011年以来の全国制覇はならなかった。
1年春の経験値が力に
切磋琢磨してきた2人が立大でチームメートとなったのも、何かの縁である。本間は入学直後の1年春は全11試合で先発出場。打率.205(リーグ35位)と大学レベルの対応にやや苦しんだが、その経験をこの秋につなげ、リーグトップタイの3本塁打を放っている。一方、越後の今春は先発1試合、代打2試合、代走1試合、守備固め1試合で、安打を放つことができなかった。夏場の鍛錬を経て、今秋はレギュラーに定着した。立大・木村泰雄監督は「将来、立教を引っ張っていく選手です。大きく育てていきたい」と、成長ぶりに目を細めている。
立大は明大1回戦を落とし、リーグ優勝の可能性が消滅。モチベーションを保つのが難しかったはずの2回戦で雪辱し、タイへと持ち込んだ。11月2日に予定されていた3回戦は、先に行っていた明大の打撃練習中に中止が発表。後バッティングの立大は、打撃練習を行った後、神宮球場を引き揚げた。勝ち点をかけた3回戦で決着がつけば、今季最終戦となる。主将・落合が不動の司令塔として打線もけん引しており、越後と本間には史上6人目となる「1年生首位打者」の期待がかかる(第9週の早慶戦を残しており暫定)。3人によるリーディングヒッター争いから目が離せない。