打席に立ったときですね。「よし!」っていう感情が出るのはやはり打ったときなので。ただ、初ヒットや初本塁打よりも、そのあとの打席のほうが熱くなることが多かったです。1本目はたまたまでも出ることがあると思いますが、シーズンを重ねていくと難しさも増しますし、思い切りだけではどうしようもないときが来ます。どんなボールが来るのか、どう打つかなどしっかり考えている中で打てたほうがうれしいですね。
チャンスの場面では緊張しますがその分、燃えます。打ってやる、という気持ちが大きくなるので。ベンチから声を掛けてもらったり声援を聞くと背中を押してもらえます。あらためて応援の力ってすごいなと感じました。
『週刊ベースボール』2024年11月18日号(2024年11月6日発売)より
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