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石田雄太の閃球眼

石田雄太コラム「斬新で活発な議論 その先の“シンDH”へ」

 

投手が打席に立ち、9人野球が続くセ・リーグ[写真はイメージ、右は巨人戸郷翔征、左は中日高橋宏斗]には、“シン・DH”を生み出す可能性が残っている


認めるべき“10人攻撃”


 先日、ある学童野球チームの監督がこんな話をしていた。

「ウチのチームはバッティング練習をほとんどしません。バットを持つのは素振りとバントの練習だけです。ほとんどの時間は守備の練習に割きます。それが勝つための近道ですから……」

 聞けば、子どもの軟式野球で1点を取るためには[1]フォアボールを選び、[2]盗塁をして、[3]バントをして、[4]ゴロを転がせば、それで1点が入る。つまり点を取るためにヒットは必要ないのだから、バッティング練習に時間を割くのはもったいない。それよりも1点を与えないために守備を練習する。どんなにすごいピッチャーがいても全員から三振を取ることができないのだから、守備重視の練習が勝利に直結する、とその監督は続けた。

 もちろん、違和感を覚えた。

 チームの勝利こそが子どもたちの喜びになると信じる監督にしてみれば・・・

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石田雄太の閃球眼

石田雄太の閃球眼

ベースボールライター。1964年生まれ。名古屋市立菊里高等学校、青山学院大卒。NHKディレクターを経て独立。フリーランスの野球記者として綴った著書に『イチロー・インタビューズ激闘の軌跡2000-2019』『大谷翔平 野球翔年』『平成野球30年の30人』などがある。

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