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石田雄太の閃球眼

石田雄太コラム「鷹のバイプレーヤーが15年目で初の首位打者に」

 

プロ15年目の今年、キャリアハイの125試合に出場して自身初の規定打席に到達した牧原。パ・リーグ唯一の3割バッターとして初の首位打者に輝きリーグ優勝へけん引した[写真=湯浅芳昭]


「ジョーカー」が抱くセカンドへのこだわり


 かつて高橋由伸が日本シリーズでの彼のバッティングを見て、「平気で振ってくるし、ひっくり返るくらいに振ってくる、振り負けない意識を感じる」と驚いていたことがある。工藤公康は「ホークスというチームを預かったとき、10連覇できるくらいのチームをつくるために最初に考えたのが、彼のような足のある、守備のいい選手をチームのど真ん中でどう使おうかということでした」と話していた。

 足のある、守備のいい、それでいてひっくり返るくらいに振ってくる――これ、実はホークスの牧原大成のことだ。どこでも守れて何でもできる器用な脇役のイメージが強い牧原のことを、2人の監督経験者が「振ってくる」「チームのど真ん中に」という言葉で表現したことが意外で、おもしろいなと思った。さらに意外だったのは、どんな役割もこなすことから「ジョーカー」と呼ばれていた牧原が話していた“セカンドへのこだわり”だった。

「ジョーカーではなく、どこか一つのポジションでレギュラーに定着したいという気持ちはありますし、ゴールデン・グラブ賞も獲りたい気持ちもすごくあります。そのためには一つのポジションを守らないと……僕としては外野よりも得意なセカンドをやりたい。もともとは内野手なので内野の打球判断にも自信がありますし、セカンドは一塁までの距離が短いので捕ることに専念できるというおもしろさがあります」

 11月15、16日に東京ドームで日本代表の韓国との強化試合が行われるのだが・・・

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石田雄太の閃球眼

石田雄太の閃球眼

ベースボールライター。1964年生まれ。名古屋市立菊里高等学校、青山学院大卒。NHKディレクターを経て独立。フリーランスの野球記者として綴った著書に『イチロー・インタビューズ激闘の軌跡2000-2019』『大谷翔平 野球翔年』『平成野球30年の30人』などがある。

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