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石田雄太の閃球眼

石田雄太コラム「『精神的支柱』が放つ存在感の大きさ」

 

今年のWBCで「精神的支柱」としてチームをけん引した中村悠平。左は北山亘基[写真=高原由佳]


試合に出ない自分がどうすれば力になれるのか


 W杯を戦うサッカー日本代表の長友佑都のことが気になって仕方ない。1次リーグでオランダと引き分けた後、日本の鬼門だった第2戦を前に行われたミーティングで長友が言葉を発した。すべての仲間に目配りしていなければ気づけないピッチ外の選手の立ち居振る舞いについて、淡々と、しかし力強いトーンで語ったのだ。

 そして第2戦で日本がチュニジアに勝った後、長友は取材に応じて2試合とも出番がなかった自らのモチベーションについて言及した。「ピッチサイドから声で相手の選手に圧をかけている、心はピッチに入って一緒に戦っている、チャンスはある、絶対に諦めない」――過去4度のW杯に続けて出場してきた経験と39歳という年齢もあって、だから今回のW杯での長友は「精神的支柱」と表現されている。森保一監督の言葉を見聞きする限り、指揮官はチームの戦力をピッチ内だけでは定義していないように感じられる。だから長友をメンバーに加えたのだろう。そんな長友を見ていると野球の日本代表における何人かの「精神的支柱」に想いを馳せてしまう。

 近いところで言えば今年のWBCを戦った日本代表の中村悠平について、内川聖一が彼に「精神的支柱」になってほしいと言っていた。中村自身はこう話している。

「精神的支柱とか・・・

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石田雄太の閃球眼

石田雄太の閃球眼

ベースボールライター。1964年生まれ。名古屋市立菊里高等学校、青山学院大卒。NHKディレクターを経て独立。フリーランスの野球記者として綴った著書に『イチロー・インタビューズ激闘の軌跡2000-2019』『大谷翔平 野球翔年』『平成野球30年の30人』などがある。

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