各球団の2022年に飛躍が期待されるホープに聞くインタビュー連載。第5回は、22年にプロ2年目となる鯉の先発右腕の登場だ。ルーキーイヤーは「強化指定選手」として三軍で体をつくり、実戦でも順調に球数を伸ばして、最終戦では一軍で初登板初先発。4回途中で降板したが、最速152キロの速球と、主力からの6奪三振に大器の片りんを見せた。 取材・構成=藤本泰祐 写真=高原由佳、BBM 
塩見からストレートで空振りを奪う小林。今季最終戦でのプロ初先発は、4回途中での降板となったが、ケレン味なく投げ込んでの6奪三振は光った
「強化指定選手」で積んだ充実の練習
高卒入団投手とあって、1年目は「強化指定選手」に。三軍での体づくりを中心にしつつ、実戦では間隔を空けながら球数を増やしていくというプログラムを、しっかりとこなしていった。 ――プロでの1年はどんな印象でしたか。
小林 前半は強化指定選手ということで、三軍、ファームでの練習が中心になったのですが、その中でもファームで2週間に1度ぐらいのペースで実戦で投げさせていただいて、実戦感覚をなくさずトレーニングに取り組め、体づくりもできて、よかったと思います。
――実戦は2週間に1回ぐらいの間隔でも、フォームなどはしっかりと作っていくことができるものなのでしょうか。
小林 そうですね。投げる日程がちょっと前に伝えられて、逆算しながら練習していくという感じです。澤崎(
澤崎俊和)コーチが、いろいろ考えてやってくださっていたので。トレーナーの方ともいろいろと話をしながら、ホントに充実したトレーニングと練習ができたと思います。ウエート・トレーニングだったり、ランニングの量も多かったですし。その中で、ブルペンで技術のレベルアップもして。たくさん時間もありましたので。
――ご自身の中では、順調にレベルアップしてきた感覚はありますか。
小林 技術的な部分も体力的な部分も、まだまだ未熟なことのほうが多いので・・・
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