
イラスト=イワヰマサタカ
先日、予防接種で訪れた病院で「39」の番号札を渡された。それを見て反射的に「お、
土井淳だ」と思ってしまった。私の場合、1ケタから2ケタの番号を見ると、自動的にプロ野球選手の背番号が浮かぶ。しかしずいぶんと時代をさかのぼっている気もするが、1960年代の子ども時代に大洋ホエールズ(現
横浜DeNAベイスターズ)のファンとなった私には捕手の背番号と言えば土井淳の「39」なのだ。60年の大洋初優勝時にチームをけん引。指揮官・
三原脩が認めた司令塔である。
日本における捕手の背番号の王道は「27」だろう。
吉原正喜、
森祇晶、
大矢明彦、
古田敦也、
伊東勤、
中嶋聡など錚々たるメンバーが浮かぶ。横浜ベイスターズで「1」と「8」の1ケタだった
谷繁元信も
中日ドラゴンズ移籍後に「27」をつけた。しかし大洋&横浜で「27」は捕手ではなく、カミソリ
シュートの
平松政次以来投手の背番号だ。
「39」は他球団でも捕手が使用している・・・
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