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投手陣で言えば来季の巨人で間違いなく計算が立つのは戸郷だけ。立て直しに成功したからこそ、あらためて足元を見つめなければならない
「勝って兜の緒を締めよ!」と言うではないか。今季の巨人は、2年連続Bクラスの4位から、4年ぶりのリーグ優勝を飾った。そのこと自体は見事と言うほかない。
だが、俺は今季の巨人にあえて冒頭の言葉を送りたい。
確かに投手陣は先発、中継ぎ、抑えも結果的には盤石だった。先発で2ケタ勝利を挙げている投手は、15勝(3敗)の
菅野智之と、12勝(8敗)の
戸郷翔征の2人がいる(成績はすべて9月29日現在)。昨季は自身プロ初の2ケタ勝利(10勝5敗)をマークした
山崎伊織は、今季も2ケタ勝利にあとひとつに迫る9勝(6敗)を挙げて、先発ローテーションの一角として働き続けた。ところが、シーズン終盤にコンディションを崩して登録抹消。いったい何のために1年間努力してきたのか。これでは「元の木阿弥」である。優勝が決まってから2ケタ勝利を飾ったとしても、その価値が半減することは間違いない。(※山崎は10月2日に10勝目を挙げた)
さらに今季はサウスポーの
井上温大が8勝(5敗)をマークしてローテーションの一角で覚醒したことも、首位進出の大きな要因となった。ところが、山崎伊と井上は恐ろしく体の線が細い。はっきり言って、この2人はスタミナが不足している。
その理由は鍛え方が足りないからだと、俺は見ている。
「鉄は熱いうちに打て!」と言うではないか。「勝ったときほどアラがよく見える!」と・・・
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