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2024プロ野球総決算号

【12球団ペナントレース総括】ソフトバンク・大差をつけて4年ぶりのリーグV 常勝軍団復活へ、示した新たな強さ

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セ・リーグ、パ・リーグともに巨人ソフトバンクが4年ぶりのリーグ優勝を果たした2024シーズン。しかし、ポストシーズンで波乱が起きた。パはソフトバンクが日本シリーズまでコマを進めたが、セは3位・DeNAがクライマックスシリーズを勝ち抜き頂上決戦へ。日本一を争う場でもDeNAは勢いを加速させ下克上Vを完遂。ファンを熱狂させた激闘の記憶――。セ・パ12球団の2024年の軌跡を振り返っていこう。


【シーズン成績】143試合91勝49敗3分勝率.650

 終わってみれば、パ・リーグにおいて他球団との力の差は歴然だった。2位・日本ハムとのゲーム差ですら、優勝決定日の9月23日時点で「11」、シーズン終了時点では「13.5」。各球団との対戦成績は、12勝12敗1分けと五分だった日本ハム以外には大きく勝ち越した。その日本ハムもクライマックスシリーズ・ファイナルステージでは負けなしの3連勝(※アドバンテージの1勝あり)で退けている。

 9月23日のオリックス戦(京セラドーム)で4年ぶりのリーグ優勝を果たしたチームは、その後も勝ちを積み重ね、今季から一軍監督に就任した小久保裕紀監督は新人監督の最多勝利記録を更新。その強さをまざまざと見せつけた格好だ。

 4月終了時点で18勝6敗2分け、勝率.750と好スタートを切ると、開幕6戦目の4月4日から首位に立ち続けてのVだった。指揮官が国内FA権で新加入した山川穂高を四番に据え・・・

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