セ・リーグ、パ・リーグともに巨人、ソフトバンクが4年ぶりのリーグ優勝を果たした2024シーズン。しかし、ポストシーズンで波乱が起きた。パはソフトバンクが日本シリーズまでコマを進めたが、セは3位・DeNAがクライマックスシリーズを勝ち抜き頂上決戦へ。日本一を争う場でもDeNAは勢いを加速させ下克上Vを完遂。ファンを熱狂させた激闘の記憶――。セ・パ12球団の2024年の軌跡を振り返っていこう。 【シーズン成績】143試合67勝72敗4分勝率.482 12球団最年少の
今江敏晃新監督の下、球団創設20周年のメモリアルイヤーが開幕。連敗スタートとなった3戦目、球団では2010年のブラウン監督以来となるサヨナラ勝ちでの新監督初勝利となった。
連勝ができず借金が増える中、5月21日のソフトバンク戦(みずほPayPay)で0対21と歴史的大敗。翌日の同戦でも0対12と苦戦続きの序盤戦となった。しかし交流戦に入り状況は一変する。
藤井聖が4月21日から自身7連勝と台頭すると、6月8日の
中日戦(バンテリン)ではドライチ・
古謝樹がプロ初勝利。打線も一番・
小郷裕哉、三番・
辰己涼介がはまり勢いに乗る。5月31日の
ヤクルト戦(福島)では代打・
茂木栄五郎の代打に
フランコが登場し初球を振り抜き逆転サヨナラ3ラン。代打サヨナラ本塁打は球団初で、代打の代打でサヨナラ本塁打はNPB18年ぶり、逆転サヨナラとなると44年ぶりだった。
さらに、不振にあえぐ
浅村栄斗に代わり
鈴木大地が四番を務めるなど打線の入れ替えが功を奏し、6月5日の
阪神戦(甲子園)では9回二死から小郷が逆転2ラン。最終戦では、鈴木大が12球団目からの一発を放って勝利に貢献し、球団初となる交流戦優勝を果たした。しかし・・・
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