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2024プロ野球総決算号

【12球団ペナントレース総括】DeNA・12球団屈指の強力打線擁し3年連続となるAクラス確保

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セ・リーグ、パ・リーグともに巨人ソフトバンクが4年ぶりのリーグ優勝を果たした2024シーズン。しかし、ポストシーズンで波乱が起きた。パはソフトバンクが日本シリーズまでコマを進めたが、セは3位・DeNAがクライマックスシリーズを勝ち抜き頂上決戦へ。日本一を争う場でもDeNAは勢いを加速させ下克上Vを完遂。ファンを熱狂させた激闘の記憶――。セ・パ12球団の2024年の軌跡を振り返っていこう。


【シーズン成績】143試合71勝69敗3分勝率.507

 三浦大輔監督4年目のシーズンを迎え、「横浜進化」をスローガンに前年3位からの前進を誓った今季。話題のドラフト1位ルーキー・度会隆輝のド派手な逆転3ランが飛び出すなど、5年ぶりとなる開幕戦勝利を挙げ絶好のスタートを切った。

 先発陣は東克樹を中心に、大貫晋一平良拳太郎濱口遥大石田健大、新外国人のアンドレ・ジャクソン、アンソニー・ケイ、新加入の中川颯森唯斗ら多くのローテーション候補がいたが、気づけば故障や不調が相次ぎ、1年間先発ローテーションを守り切ったのは東のみだった。先発ローテが固定できた時期はほぼなく、その影響で勝ち切れない試合は少なからずあった。一方で、ドラフト5位ルーキー・石田裕太郎や昨年のドラ2・吉野光樹ら新たな先発投手も台頭し、切磋琢磨する状況が生まれたことは好材料だった。

 リリーフ陣も苦しい中に光が差した。前半戦は山崎康晃伊勢大夢J.B.ウェンデルケンら実績組が結果を残せなかったが、穴を埋めるように坂本裕哉徳山壮磨中川虎大らが台頭しチームを救った。徳山、中川虎は離脱したものの・・・

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