11年ぶりに日本人メジャー・リーガーが所属するチームがワールド・シリーズを制覇した。打者としてMLB史上初のDH専任でナ・リーグMVP、「50-50」を達成した大谷翔平、投手ではメジャー1年目の山本由伸が世界一に貢献。同じく1年目でオールスターに出場し15勝を挙げた今永昇太は早くもチームの中心選手になった。2024年の日本人メジャーたちの軌跡を追う。 写真=Getty Images 鈴木誠也(カブス/外野手) 2年連続20本塁打!
【2024年成績】132試合145安21本73点16盗、打率.283、OPS.848 昨年、日本人右打者初の20本塁打を放った鈴木誠也は自己ベストの21本を記録した。開幕早々に2試合連続アーチを描く順調な滑り出しだったが、4月15日に負傷者リスト入り。5月10日に復帰後は6月1日のレッズ戦で自身初満塁弾、7月27日のロイヤルズ戦では日本人右打者通算最多記録を更新するアーチを含む12本塁打を7月までに放った。
8月以降も順調に本塁打を量産した鈴木。同月24日のマーリンズ戦では、2打席連続本塁打を記録し、右打者としては日本人初となる3年連続となった。9月19日のナショナルズ戦で放った自己最多となる21号は、一時同点となる2ランだった。
日本人右打者最強の名をほしいままにする鈴木。来季も20本塁打を放ち、地区優勝へと導く。
菊池雄星(アストロズ/投手) 日本人左腕初の200奪三振
アストロズに移籍後、
菊池雄星は躍動した。
ブルージェイズでは好不調の波が激しく、自己ベストの13個の三振を奪う日もあれば、5回もたずに降板するなど安定感に欠けていた。
しかし、8月にアストロズへ移籍後・・・
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