ベースボールゼミナール

【投手】大学サークルで投手をやり始めたが…野手投げから卒業する方法はある？／元ヤクルト・荒木大輔に聞く

2024年9月19日(木) 11:00

読者からの質問にプロフェッショナルが答える「ベースボールゼミナール」。今回は投手編。回答者は高校時代に甲子園で名を馳せ、プロ野球でもヤクルトで活躍、さらに西武、ヤクルト、日本ハムでも指導者経験のある荒木大輔氏だ。

Q.大学生です。サークルで投手をやり始めたのですが、「野手投げ」と馬鹿にされます。野手投げから卒業する方法はありますか？(埼玉県・夏さん)

遠投をトレーニングメニューに入れて調整していた松坂大輔[写真=BBM]

A.間を意識して投げること。遠投で体をゆっくり大きく使う

　野手投げとは、一定のリズムで投げていることです。身近な例ですと、バッティングセンターのマシンが分かりやすいかと思います。「1、2、3」と一定のリズムで投げてくるので、タイミングが取りやすいですよね。どの時点から自分が動きだせばよいかを考えて、あとは待つだけという感じで皆さんは打っていると思います。

　野手投げの投手は、バッティングマシンのように、タイミングが取りやすくなっています。プロでも・・・