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イースタンリーグ ウィークリーリポート

オイシックス・武田勝新監督 1点にこだわる野球を「フロントをはじめ、裏方、選手をしっかり信じて、ゲームで背中を押してあげられる存在でいたい」

 

11月20日に就任記者会見に臨んだ武田新監督


 サービス精神あふれた指揮官が誕生した。オイシックスの新監督に元日本ハム投手の武田勝氏が就任した。

「過去に監督経験(BCL/石川時代※現NLB)はあるが、新しいスタート。しっかり気持ちを入れて頑張りたい」

 今季、新たにファームに加わったオイシックスで投手コーチを務めた。コーチ業務と併せて武田氏が力を入れたのがファンサービス。試合後の観客の“お見送り”では、大仏などのお面をかぶり、サポーターと記念撮影に応じるのが恒例となっていた。「試合だけじゃなく、試合の外でも楽しんでいただける環境をつくりたい」と“プロ意識”を強調する。

 その一方で、真摯(しんし)に野球に取り組む姿は現役時代と変わらない。

「理想は1点を大事にする野球。相手よりもミスを1つでも少なくすれば、勝つ確率は上がる」と目指す野球を掲げる。

 その上で1年目の反省点として「投手一人ひとりが能力はあるが、1年間戦い切る体力がなかった」と振り返る。

「1年間パフォーマンスを出せる環境づくりをしたい」とし、秋季練習では特に投手陣の走り込みを強化した。

 今季は126試合を戦い、41勝79敗6分けでイースタン8位。ただホームでは33勝28敗3分けと勝ち越した。

「目標は1つでも順位を上げられるよう、ホーム、ビジター問わず、一体となって1年間を戦い抜きたい」と話す。来季の抱負として「信」の一文字を書き記した。

「フロントをはじめ、裏方、選手をしっかり信じて、ゲームで背中を押してあげられる存在でいたい」

 橋上秀樹前監督(巨人一軍コーチ)、そして相棒の野間口貴彦チームディレクターも故・野村克也氏の指導を受けた間柄。「しっかりと引き継ぎ、若返っていく新たな“野村野球”を見せたい」と新シーズンへ力を込めた。

PROFILE
たけだ・まさる●1978年7月10日生まれ。愛知県出身。176cm73kg。左投左打。関東第一高、立正大、シダックスを経て、2006年に大学・社会人ドラフト4位で日本ハム入り。一軍通算244試合に登板し、82勝61敗1セーブ、防御率3.02。16年に現役引退。BCL/石川の監督、日本ハム一軍投手コーチを経て、24年にオイシックスの投手コーチに就任。

<TOPICS>野間口氏と二頭体制



 武田勝新監督(写真右)とともにチームをマネジメントするのが今季ヘッドコーチを務めた野間口貴彦氏(元巨人・同左)。新たに肩書へ「チームディレクター」が加わる。編成、育成、練習環境など「総合的にチームを導いていただきたい」(池田拓史球団社長)と期待を受ける。

 野間口チームディレクターは来季の抱負として「Think(考える)」という言葉を掲げ、「自分たちで考え、行動できる選手になってほしい」と呼びかけた。武田監督とは社会人・シダックス時代のチームメートで、故・野村克也氏の“ID野球”を一緒に学んだ「20年来」(野間口氏)という信頼関係がある。「失点をしなければ負けない。投手力がカギを握る」と目指す野球を掲げる。武田監督から「チームを熟知している」と信頼される野間口氏。チーム編成とともに力を発揮する。

文=岡田浩人(フリー記者)

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