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辰己涼介の走る姿は輝いている。ゴールデン・グラブ賞表彰式の金ピカ姿よりも
昨年12月24日の日刊スポーツに「将来『メジャー』狙っテル」という見出しの記事が載っていた。
阪神・
佐藤輝明が、ポスティングシステムによる近い将来のメジャー挑戦を球団に直訴したとのこと。
しかし私が注目したのは、その横にある「ラッキーゾーン復活願っテル」という見出しだ。佐藤輝明が、1991年に撤去された甲子園のラッキーゾーンの復活を要望したというのだ。
「ラッキーゾーン」――若い方には説明が要るだろう。ホームランが出やすくなるように外野フェンスの前に設けられる、柵などで囲まれたエリアのことである。
左打者として、甲子園のいわゆる「浜風」に苦しんでいるので、何と、自費でもいいから設置したいと伝えたらしい(球団本部長は却下)。
13年の
楽天を皮切りに、福岡
ソフトバンク、千葉
ロッテと、ラッキーゾーン的なエリアが、パ・リーグの本拠地に次々と設置されてきた。
「だってホームランは野球の華だから」ということなのだろう。でも・・・
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