
オープン戦[3月4日]で牧秀悟のエラーを生で観た。グラブを閉じるのが「サンチュ」よりも「キムチ[気持ち]」早かったようだ[写真は昨年の公式戦より]
朝日新聞(2月4日付)に載っていたベイスターズ・牧秀悟の守備練習に関する記事が興味深かった。
――田中(筆者注:浩康)1軍内野守備コーチから受けた助言は、焼き肉と一緒に出てくる「サンチュ」の例え。サンチュで肉をくるむように、捕球時は手のひら全体を使うような、柔らかいグラブさばきを心がけている。
私は、このような「うまい言い方で、分かりやすく教える」話が好きだ。難しい内容を難しいまま、上から偉そうに押し付けるのではなく、機転の利いた言葉遣いで、教える相手にしっかり腹落ちさせるって、本当に知的なことだと思うからだ。
田中浩康の「サンチュ理論」。いいな。
これを読んで思い出したのは、さまざまな球団でコーチを歴任した
金森栄治が提唱していた「ふすま理論」である。
――ふすまを開けるには、腰が入り腕を曲げたとき最も力が入る。腕が伸びたり、手先で開けようとしても力が入らない。バットの振り方もまた同様という考え方だ(zakzak/12年12月29日)
しかし最高峰は、書くには少し勇気の要る・・・
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