「ソト先生」「ネフタリ教」……。今年も多くのトレンドワードを作っていく。
ネフタリ・ソトはMLB時代を含めると今季が日米通算10年目の節目を迎える。
2017年オフにナショナルズ3Aから
DeNAへの入団が決まった。6年間在籍し、24年からロッテに加入。同年オフに25年シーズンも残留することが決まり、「今年かなえることができなかったリーグ優勝に向けて、チームメートと一緒に来年も全力でプレーします」と誓った。
移籍してまだ2年目だが、日本球界は8年目。存在感は抜群だ。昨季は132試合に出場し、88打点はリーグ2位の成績を残した。チームの2年連続でのAクラス入りに大きく貢献した。
ソトが慕われるのはプレーだけではない。時にはチームメートにアドバイスを送り、「ソト先生」と尊敬のまなざしを向けられる。小島がヒーローインタビューで「ソト先生からいろいろ助言をいただいて、実践したら良くなった」と語ったように、投手にまでアドバイスを送る先生っぷり。ファンがつくった応援歌は不気味な低音が話題に。「ネフタリ教」がたびたびトレンド入りしているが、ソト本人も「自分の歌、好きです」とノリノリだ。
今年36歳を迎えたが、衰え知らず。開幕カードから2戦連続で本塁打を放つなどパンチ力のある打撃は健在。バットが注目されがちだが、一塁の守備にも定評がある。優勝するにはソトの活躍が不可欠だ。
開幕前には「最高のシーズンにします!」と語っていたソト。自身節目の年を「優勝」で終えるつもりだ。
写真=桜井ひとし