週刊ベースボールONLINE

山本祐大コラム

山本祐大コラム 第3回 好機を掌握する準備「チャンスは自らつかみに行き、そのために最大限の準備をしておくことが重要です」

  0

2023年に東とバッテリーを組み、徐々に信頼を勝ち取ると、シーズン通して71試合に出場。チャンスをつかみ、飛躍を遂げた[写真=BBM]


つながりも重要


 野球において『チャンス』と呼ばれる場面はいくつかあります。まず、パッと思い浮かべるのは、得点圏にランナーを置いて打順が回ってきたとき。執筆しているのは4月21日ですが、この段階で自分自身、打率が.225、安打数9で、得点圏打率.429、打点10という状況です。この得点圏打率は上振れなので特に意識していませんが、打率に関してはもっと上げていかなくてはいけない。打撃自体の調子もそこまで悪いという感じでもないですし、ここから落ちていくような感じもありません。状態を上げていくために微調整しているので、ここから打率も上げていきたいところです。それに、最近はチームとしてもなかなか点が取れていないので、やはり下位打線からチャンスメイクしていかなくてはいけないと思っています。では、現状で得点圏にランナーを置いた状況で、打席で考えていることについてまとめてみたいと思います。

 まず、ランナーがいないときは相手投手に球数を投げさせることや自分が塁に出ることを考えますが、得点圏だと走者を返すことだけに集中することができます。状況によっては相手の守備位置も変わってくる。内野が前に出ている場合もあれば、下がっている場合もあります。そうした状況に応じたバッティングをすることができます。状況によりますが打席に立つときは相手の配球を見て、球種を絞ることが多いですが、まずは甘く入ってきたボールを強く振ることが第一になってきます。

 あとは、前後のバッターとの兼ね合いが、個人的には気にするところです。打順は八番だったら・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

この記事はいかがでしたか?

山本祐大の捕手論 花よりも花を咲かせる土となれ

山本祐大の捕手論 花よりも花を咲かせる土となれ

DeNA・山本祐大がそのときの自分の調子や考えていること、野球に関することからそれ以外のことまでをつづる隔週コラム

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング