
慶大から入社2年目の左腕・増居がMVPを受賞した[写真=矢野寿明]
第76回JABA九州大会は5月7日から11日まで、北九州市民球場などで行われ、トヨタ自動車が15大会ぶり3度目の優勝を遂げた。トヨタ自動車は社会人日本選手権に20大会連続23回目の出場を決めた。
昨夏の都市対抗優勝チームは強かった。予選リーグを3連勝で勝ち上がると、JR東日本との準決勝では一時、7点のリードを許すも、徐々に追い上げ、2点を追う6回裏に追いつくと、
佐藤勇基(法大)の適時打で逆転した。投げては5投手のリレーで11対8と競り勝っている。
日本通運との決勝は6回までに10対0でリード。
コールド目前の7回裏に日本通運は一挙6得点のビッグイニングで追いすがるも、今夏の都市対抗を最後に現役引退を表明している40歳のベテラン・佐竹功年(早大)が三番手で救援。9回は
渕上佳輝(星槎道都大)が準決勝に続いて最後のイニングを締めている。決勝で先発して6回無失点の
増居翔太(慶大)がMVPを受賞した。
なお、敢闘賞には大会通算で打率.476、1本塁打、9打点をマークした日本通運の四番・沓澤侑輝(獨協大)、首位打者には日本通運の捕手・山本空(城西大)が、3月に行われたJABA東京スポニチ大会に続いて受賞した。

準優勝した日本通運の外野手・沓澤が敢闘賞を受賞した[写真=菅原淳]
■第76回JABA九州大会結果