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岡城快生(筑波大・外野手) 登竜門を駆け上がったスピードスター候補「首位打者を目指して、とにかく春のシーズンに集中したい」

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岡山県の進学校出身である。文武両道を貫き、国立大へ進学し、真摯に努力を重ねた。地道な取り組みが実を結び、大学日本代表候補合宿でアピールに成功。NPBスカウト注目の存在となっている。
取材・文=大平明 写真=川口洋邦

筑波大では専門的に学んでおり、野球をよく知っている


大学トップレベルの走力


 侍ジャパン大学代表の合宿ではさまざまなデータを収集するが、なかでも注目されるのが50メートル走。19年には並木秀尊(ヤクルト)が参加者のなかで1位となり、一躍、脚光を浴びプロ入り。その後も矢澤宏太宮崎一樹(ともに日本ハム)と1位のタイムをたたき出した選手はドラフト会議で指名を受けた。新型コロナ禍の期間を挟んだため、まだサンプル数は少ないが高い確率でプロを輩出している。

 昨年12月の同合宿での50メートル走で5秒82と歴代でも優秀なタイムを出して1位となり、登竜門を駆け上がっているのが筑波大の岡城快生だ。「5秒台なら出せるかなぁと感じていたんですけれど、1位になるとは思っていませんでした」。

 一昨年のトップで、昨年は岡城に次いで2位だった松川玲央(城西大)とは幼なじみで、互いの実家は自転車で5分ほどの距離。小学4年からの3年間は同じチームでプレーした。

「6年生のときは自分がショート、松川はサードで三遊間を守っていました。そのころから足の速さは同じくらい。リレーメンバーに選ばれて松川が1走、自分が3走で岡山市の陸上大会に出場したこともあります」

3年秋までに結果を


 中学時代はまだ成長期が訪れておらず、体が小さかったこともあり・・・

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