連勝記録を塗り替えたエース田中、マギー&ジョーンズの助っ人コンビ、ベテランの奮起、若手の台頭。まさに、全員総力で悲願のパ・リーグ制覇を果たした楽天イーグルス。優勝会見には、星野監督、選手8人が出席した。ここでは喜びのコメントを紹介する。 選手を褒めてやらなければならないでしょうね。投手陣も春先は田中(将大)だけが目立っていましたけど、そのうちそろってきてよく守りました。そして、よく打ってくれました。この優勝は、選手も私も想定していませんでした。ただ、もつれればチャンスはあるな、という感じでスタートしましたね。
トップに立っても、またひっくり返されるんじゃないかと不安もありましたけど、5連敗の後に
ロッテに3連勝(8月23日~25日/Kスタ宮城)して確信を持ちました。コイツら強くなったな、ひと皮向けたなと。
東日本大震災が起こったときは、選手は野球に身が入らない思いでしたけれど、われわれができるのは勝って喜ばせること。「お前たちの優しさは伝わっているから、今度は強さを伝えよう」ということを、口を酸っぱくして言ってきました。今回の優勝で東北の子どもたちに夢と感動を与えてくれたなと本当に感謝しています。
チーム自体が、
西武ドームでサヨナラ負けという試合が4試合続いていたので、そう簡単には終わらせてくれないだろなとは思っていました。9回一死二、三塁で、栗山(巧)さん、浅村(栄斗)選手と続くところで、ちょっとやばいなと思いましたが、もう腹をくくって投げるしかないと思っていましたし、また、WBCでの失敗も頭にあったので、その教訓を生かして投げることができたと思います。あの場面で変化球を投げて引いてしまったら負けると思ったので、いくしかないと思って投げました。
最後三振に打ち取ったときは・・・
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