なぜ、プロではないのか。名古屋大・七原優介の投球を見れば、誰もが率直に思うだろう。大学日本代表選考合宿で自己最速タイの152キロを計時。早大・有原、亜大・山崎ら有力なドラフト1位候補をはじめとする全国の快腕たちにまったく引けを取らない実力を披露した。それでも七原はさらに腕を磨こうと、地元社会人の強豪・トヨタ自動車入りを表明している。 
▲今春の愛知2部リーグでも圧巻のピッチングを披露。その才能は間違いなく一級品であることをあらためて証明した
「社会人に進む気持ちに変わりはありません。ひと言で言えば、まだまだ力が足りないから。技術も体力も足りない。まずは1つ上のレベルで、緊張感がある中でプレーして、足りない部分を補わないといけない。選考合宿と名古屋大では、雰囲気もかなり違いましたから」
七原が所属する名古屋大は28校(二、三部はA・Bグループ)の愛知大学リーグで、しかも二部。七原自身にまだ試されていない部分が多いのも確かだろう。ただ、その潜在能力を見抜いているプロのスカウト陣は「プロ志望届を出せば、1位指名は間違いない」「ドラフトの目玉」とまで絶賛している。
「そう言ってもらえるのはうれしい。でも・・・
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