8月11日から開幕の第96回全国高校野球選手権大会。高校球児ならだれもが憧れる夏の“聖地”を経験した現役プロ野球選手と日本人メジャー選手は290名いる。ここでは近畿地区46名の高校時代の写真とともに一挙紹介。当時の思い出を振り返った選手のコメントにも注目だ。 ※夏の甲子園にベンチ入りをしたことのある選手のみを掲載 ※数字は学年 ※甲子園通算成績は夏のみの通算成績 ※出場がなかった選手は甲子園時以外の写真を使用 ※写真=BBM 久保康友 [DeNA]

3年春は準優勝し、同年夏は明徳義塾に敗れるもベスト8入りに貢献
試合中にあった想い プレッシャーは3年の春に初めて出場したセンバツでの方がより強く感じていたと思います(全試合を一人で投げ抜き、決勝では
松坂大輔擁する横浜高に0対3で敗れ準優勝)。だけど夏はやっぱりそういったプレッシャーというよりも、「試合が終わったら高校での野球も終わってしまう」という気持ちが戦っている間もずーっとありましたね。
あとは、夏の一番の思い出と言えば、とにかく「暑い、しんどい」ということ。それしかなかったね。暑さ対策というのは特になかったから、とにかく耐えるだけだった。しかも、「暑い」と口に出すとなぜか(尾崎光宏)監督に怒られたんだよね(苦笑)。だからひたすらに耐えました。(久保)
関大一 投手
春 98年(3年生)準優勝
夏 98年(3年生)ベスト8
【甲子園通算】 試4回36奪32責17防4.25
小熊凌祐 [中日]

3年夏は9回を5失点完投も、4対5とあと一歩及ばず初戦敗退
近江 投手
春 ―――――
夏 07年(2年生)2回戦、08年(3年生)1回戦
【甲子園通算】 試3回13.2奪14責5防3.29
柳田殖生 [DeNA]

チーム初の甲子園出場に貢献し、四番・遊撃として打率5割と活躍
福知山商 遊撃手
春 ―――――
夏 99年(3年生)2回戦
【甲子園通算】 打8安4本0点2率.500
今浪隆博 [ヤクルト]

「ヘタクソ」と言われた悔しさから猛練習し、鉄壁の二塁手へと成長
平安 二塁手
春 02年(3年生)1回戦
夏 01年(2年生)ベスト8
【甲子園通算】 打8安4本0点1率.500
大野雄大 [中日]

夏は背番号17を背負ってベンチ入りしたが、計6試合で登板なし
京都外大西 控え
春 06年(3年生)1回戦
夏 05年(2年生)準優勝
【甲子園通算】 甲子園通算 試0回0奪0責0防―
辻 孟彦 [中日]

3回戦では先発し、一塁に回ってもう一度リリーフも、計2失点
京都外大西 一塁手
春 ―――――
夏 07年(3年生)3回戦
【甲子園通算】 甲子園通算 打9安3本0点1率.333
高橋大樹 [広島]

2年時はチーム唯一の得点となる本塁打。夏通算3試合で打率5割
龍谷大平安 外野手
春 ―――――
夏 11年(2年生)2回戦、12年(3年生)2回戦
【甲子園通算】 打14安7本1点2率.500
中村紀洋 [DeNA]

2年ながら四番に座りすでに注目を浴びる強打者も大舞台では無安打
渋谷 三塁手
春 ―――――
夏 90年(2年生)2回戦
【甲子園通算】 打4安0本0点0率.000
金城龍彦 [DeNA]

プロ入りまでは投手。常総学院戦で藤井彰人(現阪神)とバッテリー
近大付 投手
春 ―――――
夏 93年(2年生)2回戦
【甲子園通算】 試1回8奪8責4防4.50
藤井彰人 [阪神]

2年生正捕手として出場。1回戦は本塁打を放つなど活躍した
近大付 補手
春 ―――――
夏 93年(2年生)2回戦
【甲子園通算】 打7安2本1点1率.286
福留孝介 [阪神]

3年夏は2打席連続本塁打を放つなど大会No.1打者だった
PL学園 遊撃手
春 94年(2年生)ベスト4、95年(3年生)1回戦
夏 95年(3年生)ベスト8
【甲子園通算】 打15安7本2点7率.467
岸田 護 [オリックス]

1年時にベンチ入りし、同校初の甲子園出場を果たすも登板なし
履正社 投手
春 ―――――
夏 97年(1年生)2回戦
【甲子園通算】 出場なし
田中雅彦 [ヤクルト]

準々決勝で松坂大輔(現メッツ)の横浜と延長17回の激闘に途中出場
PL学園 捕手
春 98年(2年生)ベスト4、99年(3年生)ベスト4
夏 98年(2年生)ベスト8
【甲子園通算】 打4安0本0点0率.000