王ダイエーが虎を下して博多に4年ぶりの歓喜
▲地元で4勝した王ダイエーが4年ぶりに日本一を奪回
セ・リーグは就任2年目の
星野仙一監督率いる
阪神が18年ぶりにV。パ・リーグは
松中信彦、
城島健司らの「100打点カルテット」を擁したダイエーが完全優勝。日本シリーズ史上初めて全試合でホームチームが勝利した「内弁慶シリーズ」は、ダイエーに軍配が上がった。ダイエー・
斉藤和巳、阪神・
井川慶の「20勝投手対決」となった第1戦、ダイエーのシリーズ最多得点零封試合、阪神の2試合連続サヨナラ勝利など話題の多いシリーズだった。
MVP左腕・杉内俊哉が語る――怖さを感じた敵地・甲子園
(2戦2勝で)すごく調子が良かったのを覚えています。プロ入りしてから、その年の日本シリーズで初めて、阪神の応援のすごさを感じました。そのシリーズはどの試合も、本拠地チームが勝ちました。僕は2試合とも福岡で投げましたが、甲子園での試合をロッカーで見ていて応援がすごいなと。怖かったです(笑)。
(最高殊勲選手を獲得して)手応えをつかみました。まだプロ入り2年目だったので、その後の野球人生にとっても、大きかったです。セ・リーグの覇者と戦って、勝てたというのは自信につながりました。